おばちゃんという生き物

おばちゃんという生き物

僕はよくおばちゃんに、絡まれます。僕の所在地は関西なので、パンチの効いたおばちゃんがとてもたくさんいるのですが、それにしても絡まれすぎなくらい絡まれます。

ある日、家に帰ろうと電車に乗り込んだ僕は、空席がなかったので立っていました。

そして次の駅につき、何人か降りたらしかったのですが、僕は気にせずそのまんま立っていました。

すると、後ろから「兄ちゃん!兄ちゃん!」という声が聞こえ、振り返ると、おばちゃんが僕に向かって「空いてる空いてる」と自分の座る席の横が空席なことを教えてくれるおばちゃんがいたのです。

まぁでもその時は普通に感謝して「ありがとうございます?」っていって座らせてもらいました。

しかしここに座ってしまったのが間違いで、僕はここからおばちゃんのオンステージに付き合うはめになったのです。

「うちの孫がな?」とか「最近の若い子はな?」とか「よくテレビにでてるあの人がな?」とガンガンとマシンガントークで僕をメッタ打ちにします。空席を教えてもらった手前、邪険にするわけには行きません。一応相槌を打ちながら話を聞いていました。

ほかの乗客も、僕の方をチラチラとみて、「あーあ」って顔をしながら面白がっているのがわかりました。

「あーはやくおばちゃん降りないかな?」と内心思いながら話を聞いていたのですが、全く降りる気配のないおばちゃん。僕の家は終点の駅だったので、「まさか」と思いながら話を聞いていたら、そのまさかで、終点の駅までおばちゃんは降りなかったのです。

かれこれ30分ほどの間、僕はおばちゃんの話を聴き続けたのです。その日は家に帰っても何もする気が起きず、死んだ魚の目をしながら、寝床につきました。

みなさんもおばちゃんには十分お気をつけ下さい。

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パンクバンドのライブで・・・

僕はパンクバンドのライブに、めちゃくちゃ通っていた時期がありました。

頭を振りまくったり、叫びまくったり、ストレスの発散をさせてもらっていました。本当にあれは気持ちのいいものです。

でも僕は、ある出来事をきっかけに、全く行かなくなったのです。

いつも通り、そのバンドがよく見えるように、前の方を陣取りめちゃくちゃに盛り上がっていました。

ライブも最高潮に達すると、ある観客の一人がぎゅうぎゅうに敷き詰められている客の頭上を転がる「ダイブ」というものをし始めるのです。

僕はそれをしたことがないし、正直いきなり頭に降ってくるので、めちゃくちゃ痛いし、大嫌いでした。そしてついに、僕はダイブのエジキになってしまうのです。

後ろからゴロゴロと人の上を転ながら近づいてくる観客の一人、もちろん僕は気づきません。

そして僕の所まで来た瞬間、「うわ、きた」と思うと同時に、顔に衝撃が走りました。

なんとその転がってきた観客の靴のかかとが、鼻を直撃したのです。

大量に出てくる鼻血、急いで僕はその場から離れようとしますが、ぎゅうぎゅうな上に大盛り上がり中の場内、なかなか離れられません。タオルを血まみれにしながらも、なんとか脱出し、トイレに駆け込みました。

鏡を見ると鼻は真っ赤に腫れあがり、ドバドバ血が出ています。

ちょっとだけフラフラとしながらも、「もうこれはダメだ」と僕はその場を離脱し、病院へと向かいました。

ええ見事に折れてましたよ。汗だくでタオルを真っ赤にしながらやってきた僕を、医者は怪訝な顔で見ました。僕は痛いやら恥ずかしいやらで、ポッキリと心が折れ、それからというものライブと名のつくものには行っておりません。

だって怖いんですもん。